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2003年11月号
正統四カリフ伝を読んで
カリフウマルを好きな人は私の周りに沢山いますが、私もこの本を読んで彼のファンになりました。今の時代は、カリフの時代に比べるとムスリムのムスリムとしての自覚が足りない(もちろん自分も含めて)時代にあるのではないかと思います。つい先日、私の母親がいきなり「クルアーンを読んだ。すみからすみまでね。」といったので、私もびっくりして「で、どうだった?」と聞くと「理想論よね。」と一言。
母はやはりクルアーンに書いてあることと私や主人の行動が一致しないと納得がいかないらしくいやな顔をするので、「私も人間だし、何でも完璧にはできないけど、一応クルアーンにあることを目指してるのよ」と言っても、やはり首をかしげています。こんな私とは対照的にウマルはクルアーンと預言者の生き方を忠実に守り、常に完璧を目指した人でした。彼のような人が今の時代に居てくれれば、うちの母親もいちころだろうな。。。なんて思ってしまいました。
彼はカリフだった約十年のあいだで、ペルシャ、イラク、シリア、エルサレム、エジプトとイスラームの勢力をのばしたそうですが、これはまぎれもなく、もって生まれた天才的統治能力と、どんなに国が大きく豊かになっても、決して自分の質素な生活を変えることなく、アッラーを畏れ、預言者から引き継いだイスラームの理想を絶やさなかったからなのでしょう。(p261、カリフ伝)服といえば年に二枚だけ、食べ物と言えば預言者を見習い大麦を混ぜたパンに脂と塩となつめやしだけだったそうです。しかしながら、いざ食べ物に困っている親子をみるとすぐさま国庫の穀物倉庫へいき、一袋の小麦粉と砂糖と脂を担いできて食べさせ、最後にはお金まで渡してその場を立ち去ったそうです。
先月号のやすらぎに預言者のころのムスリムにはかなわないというような内容のお話しがありましたがまさにその通りで、天国を約束された人ってやっぱりすごいの一言です。これを読んで本当に感動したとともに自分のムスリムとしての意識改革にもなりました。ぜひ皆さんもお読みになってください。

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