2003年11月号 

ラマダーンとは

ラマダーンとはアラブの暦(太陰暦)における9番目の月の呼び名で、イスラーム教徒はこの月に断食をします。イスラームにおける断食とは、ファジュルの時間(日の出前の礼拝の時間)から日没まで断食を解くことを禁じることを意味します。


このラマダーン月の断食は、預言者ムハンマドのマディーナ移住後の2年目、シャアバーン月(アラブ暦で8番目の月)に義務付けられました。


断食前後の食事について:


イフタール(断食明けの食事)の時にはタムル(デーツ、なつめやし)を口にし、水分を補給します。イフタールでは胃にやさしいスープを飲むのが通常です。


イフタールの時に(それ以外の時でもそうですが)動けなくなるほど食べ物をたくさんとることは避けましょう。


通常は断食を解き、何か口にして、マグリブ(日没)の礼拝を行った後に食事をします。スフール(断食前の食事)はやはり胃にもたれないものをとりますが、タムルと牛乳をとると良いと言われています。スフールはその日の断食を行うための重要な栄養源ですからきちんととるのが良いとされています。


タラーウィーフの礼拝:


タラーウィーフの礼拝とはラマダーン中合同で行うキヤームッライリ(任意で夜に行う礼拝)で最も短いものは8ラカート行います。なお、この時2ラカートごとにサラームを行います。(8ラカートの後にウィトルをします。)


タラーウィーフの礼拝が行われる時間は、イシャーの礼拝後からファジュルのアザ−ンまでです。


預言者ムハンマドはこのタラーウィーフの礼拝を奨励し、「ラマダーンのタラーウィーフの礼拝をきちんと行う者は犯した罪を許されるでしょう。」と言いました。
女性であってもムスリマとして相応しい格好をし、フィトナ(女性の魅力を露にすることによって周囲に混乱をもたらすこと)から安全であればタラーウィーフの礼拝に参加することはできます。


ザカートルフィトルについて:


ザカートルフィトルとはラマダーン明けに課されるザカート(喜捨)です。アブドゥッラーフ ブン ウマルは伝えています。「アッラーの使徒(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)はザカートルフィトルをムスリムの奴隷と自由人、男性と女性、子どもと大人に課しました。」


ザカートルフィトルの額はイスラーム諸機関によって発表されますからそれに従ってください(ちなみに昨年は1人1000円〜1500円でした)。


ザカートルフィトルはラマダーン明けのイードの礼拝の前までに支払わなければなりません。

 


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