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2007年9月号
たるんだ精神
今年ももうすぐラマダンがやってきます。こんな時期に自分のたるんだ精神が気になります。私の人生に欠かせなくなった道徳心や、生き方、考え方を知ってからもう何年も経ちました。初めて迎えたラマダンは明らかに特別なものでした。どきどき感、不安感、わくわく感、緊張感、そしてなんともいえない清らかで静かな心が伴っていました。毎年ラマダンを迎える頃にはそんな気持ちになりますが、やはり私にとっての最初のラマダンは貴重な体験でした。
一年のうちでこのラマダンは私にとって、たるんだ精神を直すチャンスです。断食の効果もあり、心身共にそのチャンスがあります。なかなか早起きができない私はこの時期にはとくに自分と戦っています。まだ目も開けられずに眠い眠いとふとんの中にいるところを一、二、三と数えて無理やり身を起こします。毎日これができればいいのですが、どうしても夜眠るのが遅くなってしまう為に、ぐずぐずしてしまいます。
限られた一ヶ月という期間を設けたことで、この一ヶ月これをがんばろうと目標を立てることもあります。目標が大きくて期間内に達成できずに終わることが多いですが、それでも本当に自分を高めるにはとてもよいチャンスです。その精神状態をまた次のラマダンまで持ちこたえるにはとても難しいのですが、また次のラマダンにはこの私のたるんだ精神を直すチャンスがあります。
私自身時間に縛られる傾向があり、いつも余裕をもって行動することができません。忙しいと口にだすことはなるべく避けてはいますが、心の中は、忙しい、忙しいと汗をかいています。時間にコントロールされた自分は考える余裕もなく、流されていっているようでとても気分が悪いです。そんな自分を今年は変えたいと思います。人間なかなか自分を変えることはできませんが、努力することは常に必要です。
以前は元旦に、こんな一年の目標をたてたものですが、今ではラマダンにこのような目標をたてるようになりました。お正月よりもラマダンという私にとって意味合いの深い機会に、目標をたてるという行為がシフトしたのです。慈悲深いこの月に神様からの恵みや慈悲、私たちがこの世で感じるべきことなど、いろいろなことが感じられるように敏感な精神で過ごしたいものです。そうなるには常に傲慢にならずに謙虚な態度が必要です。
「アッラーのみもとで最も尊い者は、なんじらのうち最も主を畏れる者である。(49章13節)

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