2006年7月号 

行くのが許された旅

 

私は自我の強い人で、いろいろな事を自分で乗り越えていると簡単に思ってしまうタイプです。どれほど読んで、頭で分かっていても、まだ実感していないのは、どの事でも、何でもアッラーの許しがあり、初めて人間に出来るということです。


私にとって、ずっとずっと行きたい旅がありました。何年も考えて、行きたくって、でもずっと行くことの出来ない旅。


行くのが義務であり、行かないといけないのに、なぜか行かなかった旅。
元気だったし、お金もあったし、時間もあった、でも行けませんでした。


やっと何年間を後にしたところで初めて、私の旅が行けることとなりました。その旅先が預言者様が実際に足で踏み歩いていた土地でした。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)の時代までに預言者たちが皆行けた旅の土地。


アッラーにもっとも愛された方々が歩いていた土を踏むのに待っていた何年間。
何が足りなかったか、何をするべきだったか、やっと旅にでる事が出来たけど、本当の意味でこの旅を私は理解出来たか今でも分かりません。


ですが、私は生きている間ずっと行きたかった旅にでる事が出来ました。私はハッジ(巡礼)に行けました。


皆様にそれぞれの旅の予定があるとも思いますが、私はハッジの旅で改めて実感していたのは、「行くのが許された旅」以外に人はどこにも行けません。


そのことから得られたもう一つは、我々は元気でいられて、生きている間にあるどの出会いの場でも、どの旅でも許されたからその場にいるし、その行動が出来たことの意味を理解し、感謝できる人間でいないといけません。


私には後一つの旅の夢だけ残りました。
死を迎えて、アッラーの元に行ける旅です…


アッラーの前で「やっと来れました、私にあなたをチャンスをお与えくださったことに感謝します」と言える旅の夢…
その旅も信仰共に行くことが許されることを願うばかりです。


 

 


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