2006年7月号 

編集部より


 

人と人をつなぐ月刊総合誌「やすらぎ」もこの7月号をもって創刊から丸4年が経ったことになります。四年制の大学だったら学部に入学してから卒業するまでにかかる年月。一人の人間が多様なことを学んで大きな成長を遂げてもおかしくない、ある程度まとまった年月が経ったことになります。


そのような年月を自分自身がいかに過ごしてきたかを振り返ったとき、子供の頃に熱中した「人生ゲーム」を思い出しました。ルーレットを回し、駒を動かしながら人生の様々な節目を経験していくお馴染みのボードゲームです。自分自身の人生があのボード上に描かれていて、それを取り囲むように上から見下ろしているような錯覚を覚えました。「私」という駒は今、ボードのどの辺りを通過中なのだろうか、ゴールでは何が待っているのだろうと・・・。


人生ゲームでは確か人間を表す棒を車に挿して駒として移動させていましたが、人生は時間と空間を使って止まることなく続けられる「旅」なんだと端的に実感させられます。またゲームの中で繰り広げられる損や儲け、結婚などの展開は、現実世界では人生の成功を左右する重大事のように思えますが、少し客観的に見ると人生という道を旅する途中で遭遇する出会いやアクシデントの数々というだけであって、旅そのものの価値を無に帰するものではないと考えられます。旅にトラブルはつきものと言いますが人生という旅でも同じことです。大局的見地に立つと、起こってしまう出来事が良いとか悪いというのではなく、大切なのは対処の仕方、旅人の生き方そのものではないでしょうか。

 

そして最後に考えなければならないこと、それはどの旅にも目的や終わりがあるように、人生という旅にも目的と終わりがあるはずだということです。人生ゲームの目的は大金持ちになっていち早くゴールすることでしたが私たちの人生はどうでしょう。今月のテーマは「旅」です。

 


 


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