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2004年12月号
編集部より
師走。今年一年の締めくくりに、そして来たる新年を迎える準備で慌しい季節となりました。12月とは思えぬ暖かい日々が続き、今のうちにと思い立って少し早めの大掃除に取り掛かることに。電気の傘に積もった厚い埃を払い落とし、風雨にさらされた窓を拭いて外の新鮮な空気を取り入れると、部屋がさっぱりすると同時に自分自身の心まで清々しくなる気がします。
しかしふと立ち止まって考えればそれはやはり「気がする」までのこと。実際のところわが内面はどうなっているのか・・・。家の中では毎日掃除機をかけても、どこからともなく埃はやってきて次の日になれば薄っすらと積もっているのを目にします。私の心にも埃は積もってはいないだろうか、それどころか頑固な油汚れや染みができたり、病気の原因にもなるカビが生えてはいないだろうか。物陰に隠れて気付かない積年の垢もありそうです。こうした汚れはいつどこからやってくるのでしょうか。
部屋は掃除をすればきれいになる、汗や埃にまみれた体もシャワーを浴びれば清潔になる。心も同じく汚れを落とす必要があるでしょう。しかしどのような方法で?外側に露出していないだけに掃除するのもやっかいに思えます。
まずは忙しい手をとめてじっくりと観察することから始めてみることにしましょう。欲望や怒りといった静電気がますます埃を引き寄せ、こびりついた汚れが曇りとなって外界への視界をさえぎらないよう、私の心も日々の掃除に加えて時には徹底的な大掃除が必要なようです。

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