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2002年11月号
編集部より
「信仰する者よ、あなたがた以前の者に定められたようにあなたがたに斎戒が定められた。恐らくあなたがたは主を畏れるであろう」(クルアーン 2:183)
イスラーム暦第9番目の月、ラマダーンに行う斎戒はイスラームの五つの柱の一つです。この期間中、ムスリムは日中の飲食を断ち、慈善行為に励み、欲望を抑え、クルアーンを朗誦するなどしてアッラーを常日頃にも増して強く念じ、精神修養に努めます。
イスラームの特徴の一つとして信仰と実践のバランスがとれていることが挙げられるかと思います。すなわちアッラーを心で念じるのみならず、その信仰を行為として実際に現すことも必要で、この二本柱が支え合い補強しあうことによってアッラーへの理解を深めることが可能となるのです。ラマダーンにおける斎戒もまさしくこの好例と言えるでしょう。ムスリム以外の人々が一般的に抱く「断食って大変じゃないの?それも一ヶ月も。
私だったら絶対出来ないよ」というイメージ。確かに断食を一ヶ月やり通すことは簡単なことではありません。それも非イスラーム圏の日本で、文字通り通常通りの生活を送りながらの断食は、皆さんそれぞれの難しさを抱えてらっしゃることと思います。しかしそれだからこそ味わえるこの上ない喜びがあります。ムスリムでなければ知り得なかった至福感、この世を司るアッラーの偉大さを身をもって実感できるのがラマダーンなのです。
小誌今月号はラマダーンに向けた内容を中心に編集されています。皆さんが思いを新たにし、良いニーヤ(意図)を持ってラマダーンを迎えられますよう、一助となれば幸いです。

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