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やすらぎ 2009年7月号
重要なお知らせ
月刊誌「やすらぎ」の発行は、
2009年12月を持ちまして終了しました。
長い間愛読頂きありがとうございました!
日本における自殺者が3万人を超えるようになって十年余りが経ちます。自殺の原因や主要因は様々で年代によってもかなり異なり、またその時代の社会状況を大きく反映したものとなっています。昨今では経済不況を反映したものや、働き盛りの年代の増加が特徴とされています。
命あるものはいつか死を迎えます。人間は意味があってこの世に生を受け、いつかはこの世での役割を終えて別の場所へ去っていく存在です。自らの存在意義、役割は何かということはある程度までは探り得るものの、大部分は人智の及ばぬところにあり、人間は試練として送られてきたこの世でその意味合いを追求し続ける義務があります。ところが自殺は結果的にそれを放棄した形となってしまうのです。
とはいうものの、自殺者のほとんどがうつ病などなんらかの精神疾患を抱えた結果、その行為に及んでいるという調査結果があります。つまり自殺を望むのは人間の本質から来るものではなく、極度のストレスにさらされた結果、理性的で正常な判断力を失い、他に身の処し方を見出せないことから起きているのが大部分だということです。
様々な死の形がある中で、この上なく痛ましく、また周囲をも多大な苦悩に巻き込んでしまう自殺。その防止には社会支援の仕組みの強化や周知も大切ですが、人間関係や死生観を一人ひとりが見直すことも不可欠ではないでしょうか。日本人には、友人や仲間がいてちょっとした愚痴はこぼせても、本当に苦しい心の内を打ち明け助けを求めることができない、つまり心を開くことができないという一般的傾向があるように思います。また反対に、それを受け止める側の力量や誠実さも問われるべきでしょう。そして、試練の捉え方や心の状態の把握の仕方、癒しの求め方、さらに来世に関する理解といった事柄も、普段から熟考する必要があるのです。
人生につきものの試練を、この世や自らの本当の姿に気付かせてくれるきっかけとして捉え、人は誰しも与えられたもの以外は課されない、そして困難の後には安易が授けられるという真実にすがって、私たちが生きていく力を得られるように祈ります。

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